競馬用語辞典

【あ】  【か】  【さ】  【た】  【な】  【は】  【ま】  【や】  【ら】  【わ】

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【か】

かいぐい【飼い食い】

食欲のこと。「飼い食いが良い」とか「悪い」というように使われる。飼い食いが良過ぎると太めになり易い。反対に食欲がない時は人間でもそうだが、どこか具合が悪いからで厩舎関係者はその原因を早く知ることが大切である。発情期の牝馬は大抵、飼い食いが細る。よく食べ、びっしり調教を積まれている。馬は好調といえる。

かいこく【戒告】

レースやその前後の過程で、公正かつ安全な競馬に対する注意義務を怠った騎手また調教師に課せられる制裁のひとつ。過怠金を徴収するには至らないが、口頭で厳重に注意されるもの。制裁の中では最も軽い。

かいさいしつむいいん【開催執務委員】

競馬を開催するため必要な業務を行なうため、規則に基づいて主催者の長から任命された委員のこと。出走馬の番組を作成する番組編成委員、馬場に入場するまで馬の状態など監視する馬場管理委員、スタートを行う発走委員、着順を判定する審判委員、競走中の違反行為を監視する公正委員などがあります。

かいば【飼葉】

競走馬の食料のことで、殻類(日本では主にエン麦)、殻類副作物(ぬか類)、マメ類、油粕類、草類、分類され、これらの原料を組み合わせて配合飼料として用いる。

かえしうま【返し馬】

下見所(パドック)から本馬場に入場してきた馬が発走時刻まで馬場のあちこちに散ってする足ならしのこと。いわば馬のウォーミングアップ。

かくあげ【格上げ】

レースの格付けいくつかに分かれており獲得した本賞金の額により上のクラスへと昇級していく。ある馬がレースに出走して勝ち、上のクラスに昇級した場合、これを格上げという。格上げとなった初戦はこれまでより強い相手とあたることになるので、苦戦する場合が多い。

かくてい【確定】

勝馬及び着順がけっていされること。着順掲示盤の到達順位が点滅から点灯にかわり、「確」の文字が点灯される。競馬はゴールして掲示盤に着順が出たらそれで決定というわけではない。入着馬の騎手は検量室で後検量を受け、規定以上の増・減量がなかったかの検査を受ける。さらに各監視塔から送られてくる映像見て公正にレースはたか、進路妨害その他の事故がなかったことは認められた後、はじめて着順確定の運びになる。大体終了後5分ぐらいで着順掲示盤に確定の文字が点灯する審議中には審の文字が点滅する。馬券はそのレースが確定するまで必ず持っているべきである。

かげ【鹿毛】

被毛はおおむね帯赤褐色または帯黄褐色で、長毛および肢下部は濃淡にかかわらず黒色であるもの。

かしふく【貸服】

その馬の馬主が登録した服色(騎手の勝負服の色柄)を調教師の不注意その他の事情によりレース当日に準備できなっかた場合、主催者が一時的に貸す勝負服のこと。色は帽色(連番)と同じ色が基調である。

かすげ【粕毛】

原毛色は、栗毛、鹿毛または青毛であるが頭部、長毛及び肢下部を除く部位原毛と白毛が混在するもので、その被毛は年令の進度にかかわらず白色の度合いが変らないもの。芦毛との違いは、白毛の生じる部分が限定されること。年令に関係なく当歳時から色合いの変わらないことである。原毛色の違いにより栗粕毛、鹿原毛、青粕毛等という。

かたくち【硬口】

騎手の技術にもよるが、人馬に意志の伝達は主に銜(くつわ)によって行われるが、口唇の感覚が鈍く、扶助が十分に伝わらず、騎手の意に反し頭をあげひっかかったりするものを硬口という。

かちうま【勝ち馬】

基本的には1着馬のこと。但し、勝馬投票券の立場からの勝ち馬とは複勝式を含めてその対象となるすべての馬のことを指す。つまり出走馬が7頭以下の時は2着馬まで、8頭以上の時は3着馬までが勝ち馬。

かちうまとうひょうけん【勝馬投票券】

「馬券」というのは俗称であり、「勝馬投票券」が正式名称である。明治時代には「馬券」という語が公用語であり、一般は「あな札」、「賭け札」ともいわれていた。「勝馬投票券」というのは法律用語であるが、これは大正12年の競馬法制定のさいに用いられ、そのまま現在に至っている。現在名古屋競馬では6種類に分けられ、単勝式、複勝式、枠番連勝複式、馬番連勝複式、枠番連勝単式、馬番連勝単式がある。

ガレる

疲労がつもって体重が減り、毛づやはさえず体調が低下している状態のこと。また何かの理由で飼葉を食わなくなり、体が細くなった時に「体がガレている」といったように使う。

かわらげ【河原毛】

馬の毛色の種類で被毛は淡い黄褐色から艶のない亜麻色まであって、長毛と四肢の下部は黒色のもの。

かわりみ【変わり身】

休養明けを一度叩かれ馬が次のレースで好走した場合「変わり身があった」という。一度使われたことでレース感を取り戻し、それが2度目で実を結ぶ実例は非常に多い。それだけに休養明け2戦目は」変わり身期待」という意味で実力以上の人気になることがある。しかし休養の長さ、休養中の調整度、または馬のタイプによって、必ずし変わり身があるとは限らず、過大評価は禁物である。

かんい【管囲】

体高、胸囲とともに、馬の大きさを測る基準の1つで前脚の膝と球節の中間の周囲をいう。平均18~20cmが普通で、馬体を四肢によってさせる荷の出細いより太い方が丈夫といえる。最近は競走馬が大型化しているので20cmを超えるのも稀ではなくなっている。通常、側尺の際は左前脚を測る。

カンカン泣き

馬が重い負担重量に苦しむこと。負担重量に敏感で、それに苦にする馬を「○○はカンカン泣きする」というように使う。

カンカン場

カンカンというのは負担重量のことを指す。その場所、つまり負担重量を計る検量室のこと。レースに出場する騎手はここで、鞍、鉛などを持ち、定められた重量かどうかをはかりに乗って計量する。なお、その由来は「貫を看る」、つまり「看貫」からきている。

カンパイ

発走委員が真正な発走ではないと認めた場合に発走をやり直すこと。ゲートから200m位の地点に白旗を持った係員がいて、発走委員の合図を受け白旗を振り騎手に発走のやり直しを知らせる。カンバイともいう。語源は英語のカムバック(戻れ)といわれている。

かんぽ【完歩】

=一完歩

かんよきんし【関与禁止】

競馬施行規程代120条に規程されている馬主、調教師、騎手、調教助手、騎手候補者、厩務員に対する処罰の一種。この処分を受けると一切競馬に関係することができなくなる。競走馬の血統を証明する書類を偽造・変造したり、不正に行使した者、等の12項目がその対象となっている。

【き】

ききあし【利き足・肢・脚】

人間でも、例えば左足が利き足なら左足を先に出して歩くように、馬も利き脚によって左右どちらかを先行させる体勢で走る。左脚が先の場合は左手前、右脚が先の場合を右手前と呼んでいる。コーナーのところでは得手、不得手に関わらず、右回りなら右手前、左回りなら左手前で走らなければならない。もしもそれを逆の手順で回ろうとすると、先行する脚が外側になってしまうので、外へ外へと進んでしまう。

きざ【騎坐】

騎手が馬上でしっかり安定するために締め付ける自分の膝の部分のこと。鐙ばかりに頼らず騎坐だけで乗れるぐらいが好ましい。

きざへん【騎坐変】

落馬の原因のひとつ。馬がつまずいた拍子に鞍がずれたりして騎手がつんのめってしまうこと。

きしゅ【騎手】

乗り役ともいう。戦前は調教師の門を叩いて修業し、騎手となっていったが、戦後は調教師のもとで修業した者

きじょうそくほ【騎乗速歩】

右前脚が出ると同時に左後脚が出る歩様で行なわれる競馬で、4本脚のうちどれかが地面についてないと失格となる。陸上競技でいえば競歩にあたる。繁駕速歩といなり、人が馬の上に乗って行なわれる。戦前の日本でもこの騎乗速歩レースがあった。1830年以降イギリスではほとんど見られなくなり、アメリカでも少なくなったがフランスとベルギーでは現在でも人気を得ている。

きじょうていし【騎乗停止】

競走中に、進路妨害のようなラフプレーがあった時など騎手に対して行う処分の一種。競馬施行規程第125条、第125条の2、第126条及び第127条に規定されている。この処分を受けると騎乗停止期間中はレースに騎乗することができなくなる。進路妨害をはじめ、様々な事項がその対象として定められている。

きせきのけつりょう【奇跡の血量】

3代目と4代目に同一の祖先を持つと血量がその祖先の18.75%となるがこうした馬が過去の名馬に不思議と多く、奇跡の血量とよばれている。最もそうした馬が全て走るわけではなく、走る馬に多く見られるということ。

きそひんば【基礎牝馬】

同じ牝系に属する馬のグループ(ファミリー)から多くの優れた馬が輩出されている場合、そのファミリーの原点となった牝馬を基礎牝馬という。

きゃくしつ【脚質】

逃げ、先行、差し、追い込みなど、その馬が得意とする走り方

キャンター

かけあし(駈足)のこと。速度の遅い方からウォーク(なみあし:常肢)、トロット(はやあし:速歩)、キャンター、ギャロップ(襲歩)といいます。競馬はギャロップで行います。

きゅうしゃ【厩舎】

馬を入れる建物のことである。伝染病馬を入れる隔離厩舎、入厩馬検疫のための検疫厩舎もある。

きゅうせつ【球節】

ひずめの上の方にある人間のくるぶしのようにふくらんだ所。人間と馬の骨格から比較すると、中指先から三つ目の間接に当たるところ。

きゅうむいん【厩務員】

調教師の雇用されている馬の取扱いをする人。調教師の指示により直接飼養管理に当たる役目である。

きょうい【胸囲】

厳密には肩胛骨の真後の胸の周囲を計る。帯径の部分。

きょうだいうま【兄弟馬】

馬の世界では人間社会と違って異父兄弟というのはない。母馬だけが基準で父は同じでも兄弟とはいわない。種牡馬は1年間に数十頭も種つけすることがあるので、父の同じものを兄弟といえば大変な数になってしまう。同じ母から生まれたもので父が同じなら実兄弟とか全兄弟、父が違っていれば異父兄弟(姉妹)とか半兄弟と呼んでいる。

きょうどううまぬし【共同馬主】

何人かで競走馬を所有すること。その中に馬主登録のある者がいないと、俗にいう「名義貸し」となり違法となる。

きょり【距離】

現在、地方競馬の平地競走では800m以上、ばんえい競走では200mでレースが行われています。

きりくさ【切草】

乾燥牧草を3cm位の長さに切ったもの。競走馬では必ず飼料に混ぜて与える。切草は栄養をとらせる意味もあるが、また咀嚼を良くし胃を刺激して消化液の分泌を促し、なお飼料の体積を大きくして満足感を与える。

きんしやくぶつ【禁止薬物】

競馬施行規定第79条に規定された禁止薬物。馬の競走能力を一時的に高め、または減ずる薬品・薬剤を指しこれを投与され、その影響下にある馬は、出馬投票できない。公正確保のためレースの後に、1着から3着までの馬と裁決委員が指定した馬については禁止薬物の検査を受けなければならない。この理化学検査は第3機関が担当している。

きんしんこうはい【近親交配】

=インブリード

きんりょう【斤量】

昔の負担重量の呼び方。現在はキロ制が採用されているが初期の競馬は80斤、90斤といった斤(0.6キロ)が単位だったので、これが現在でも負担重量の言葉としての残っている。

【く】

グイッポ

馬の有害な癖の1つであるさく癖の俗称である。上歯で馬栓棒や壁板などにあて、それを支点にし、顎に力を入れ空気や唾液を呑み込む癖をいう。退屈したり、また他馬のやるのを見てまねのが原因であり、一般に胃腸を害して栄養不良になったり、空気を呑み込むため風気疝痛を起こしやすい。軽度のうちは矯正にできるが習慣性になった場合、矯正の効果のないときには手術する。

くさけいば【草競馬】

戦前地方の農村などで小規模に行われていた祭典競馬のこと。現在都道府県または指定市町村で行われている競馬は地方競馬或いは公営競馬といい、非公認の競馬は行うことが出来ない。

くせ馬

導常の動きをしないものを指してくせ馬という。スタートの時ゲート内でこう着して発馬しなかったり、レース中外か内に逸走したり、追うと反抗したり、他馬に並ばれると行く気をなくしてしまったりするように騎手の意志にさからう動きをいう。

くちかご【口籠】

厩舎用具の1つで馬の口につける籠のこと。昔は竹製であったが、今は金網製。寝藁(ねわら)を食べたりする採食の異常のものに使う。食いのいいものが定量以上に飼いばをを食うので制限するために馬の口にはめ込むカゴまた、虫下しをする前に食料を食べさせないようにするためにも使われたが、現在では薬が良くなって食料制限をしなくてもいいのでこの方法は現在少なくなった。

くびさし【頚差し】

頚の状態のこと。「あの馬は頚さしが良い」などという。前肢の運動は頚の方向と重要な関係があり、頚の着き方及び頚の型は能力に影響するといわれている。逸馬のように太く大きいのも不可。貧弱なのも不可。力強く自然の型をして適度に発達し45度程度の斜めについているのが良いとされている。

くら【鞍】

馬の背に置いて、人や荷物をのせる具。大きく分けると馬場用と障害用に分けられる。馬場用の鞍はあおり革の前の線がまっすぐに騎手が膝で体を固定できないため、あまり楽なものではない。少し前の方にあおり革がせり出している鞍がより安定的である。障害用の鞍は、あおり革がなお一層前へ出ていて、膝の固定と騎手が体を前方へ傾斜させることができる。この極端なものが競走用の鞍である。またレースではこの鞍の重さも負担重量に含まれる。

くりげ【栗毛】

被毛はあ帯褐黄色で、長毛は被毛と同色かその色を帯びた白色である。

グレード制

各重賞競走役割と重要性を広く認識してもらい、重賞競走の位置づけを明確にするための格付けされるようになった。「各」を表わす記号として「GRADE」の頭文字だる「G」を使用して、GⅠ、GⅡ、GⅢの3グループに分類されている。GⅠは競走体系上最も重要な意義を持つ競走である。

くろかげ【黒鹿毛】

被毛は黒色の濃度が濃い帯赤褐色または帯黄褐色で、眼の周囲、口辺、腋間、けん、下腹及び股間などは褐色をしめし長毛及び肢下部は濃淡にかかわらず黒色であるもの。

口とり

一般には厩務員が自分の馬の口をとって発馬機内に誘導したり、枠内で発走委員の「退去」の指示があるまでつきそってバタバタする馬を押えていることをいう。また勝った馬が馬場内に出て記念写真を撮ることをさす場合もある。

口むき

一口でいえばはみ受けの状態のこと。はみは手綱を通して騎手の意志を馬に伝える一方、馬の意志を騎手が感知する接点である。これは手綱の微妙な操作によって行われる。口むきをよくするための調教は最も大切なこととされている。口がかたい(かたくち参照)などといわれるが、生来の馬の構造上の欠陥か調教不充分の証拠である。

口洗い

下見所で乗馬の号令がかかり騎手が乗馬する前にスポイトや布などで馬の口の中を水で洗って馬をさっぱりとさせることをいう。

【け】

けいしゅ【軽種】

馬の分類で軽種といわれるのはサラブレット、アラブ、アングロアラブなどの軽種で競走または乗用に適するもの。昭和49年6月の軽種馬の品種の改訂でサラブレット、アラブ、アングロアラブ、サラブレット系種、アラブ系種の5種となり、それまでの準サラという品種はなくなった。

けいは【鶏跛】

パドックでも稀に見受けられる異常歩様で鶏の歩く様に似ていることからこの名がある。後肢が地をはなれるとき痙攣状に急激に肢を上げる歩様が特徴である。通常、常歩(歩いている状態)でのみ現われる。歩行に慣れるに従って駈歩(キャンター)、襲歩(ギャロップ)では見られなくなる。レースに対する支障はない。

けいろ【毛色】

サラブレットの毛色は、栗毛、栃栗毛、鹿毛、黒鹿毛、青鹿毛青毛、芦毛、粕毛の8種類ある。

ゲート

スターティングゲートのこと。→発馬機

けっしょうしゃしん【決勝写真】

フォトチャートともいわれる。各馬がゴール板を通過する姿を先端から競走のスピードと同じ速度で写真機により撮影したもの着順判定の参考にする。

けっとう【血統】

競馬では優秀な血統の馬でなければ好成績をあげる確率は低い。もちろん血統だけでなく、馬体やその他諸種の条件が揃っていることも必要だが、血統は最も根本的なものといえる。

けっとうしょ【血統書】

サラブレッドの血統を記した本。1783年にイギリスのジェームス・ウェザビィによって第一巻が発刊されこれにならってサラブレッドの生産を行っている国では血統書を出している。現在、日本ではサラブレッドだけでなく、アラブやアングロアラブ等の血統書も日本軽種馬協会から発刊されていて競走馬の血統は何代もさかのぼることが出来ます。各馬には、血統登録書が交付され、これがないと馬名登録が出来ない。

けつりょう【血量】

ふつうアラブの血量のことをいう。サラブレットは純血と呼ばれサラブレッドとアラブが交配して出来た仔はアラブ血量50%のアングロアラブ、これにまたサラブレッドを交配して出来た仔は血量25%のアングロアラブというように使われる。アラブ系競走に出走できる馬はアラブ血量25%以上でなければならない。

けはい【気配】

馬の動き、仕上がり具合や、気合が入っているかどうかなど、あらゆる面を総合して観察した雰囲気。

けばな【毛花】

めったに見られない毛先の現象で毛につやがなく、立ってボサッとしているように見える。冬毛のことや、また手入れの悪いものを指して言う。実際に毛花が咲くといわれるのは最高潮から下降線をたどる時に上皮の疲れが出始める、毛の先端がブラシをかけても直らないことで、疲労の前兆によるところがある。

けんえき【検疫】

家畜伝染病予防法に定められた「輸出入検疫」は、馬の場合、基本的には輸出時には5日間、輸入時に10日間の繋留検査が実施されている。日本での国際レースに出走する外国馬は、すべて二国間協定による5日間の入国検疫で出走出来る。海外遠征をした日本馬は、帰国後5日間の動物検疫の後、3週間の視察検疫が必要。ジャパンカップ等の国際招待競走に出走する外国馬については、競馬学校内にある国際厩舎地区が、繋留検疫の施設として使用されている。また、牧場からトレセンまたは競馬場に入厩する際にも、数時間から1日の間“検疫馬房”に拘束され検査されることになっている。

けんりょう【検量】

出走馬ごとに定められた負担重量をチェックするために騎手が行なう検量のこと。背負わねばならない。この重量をチェックするために騎手が行なう検量のこと。、発走の70分前に出走する全騎手が行なう「前検量」と、レース終了後直後に7位までに入線した騎手及び裁決委員が特に指定した騎手について行われる「後検量」の2回があり正しい重量で乗ったか検査を行い、後検量で前検量との差が1キロを越えると過不足があった場合には失格となる。但し裁決委員が降雨その他やむ得ない事由で1キロを超えたものと認めた時は対象外となっている。

げんりょうきしゅ【減量騎手】

新人騎手のことで、正式な名称は見習騎手だが、この呼び方もよく使われる。騎手免許をとったばかりの若い騎手は、ベテラン騎手に比べると技術も未熟で同一条件で競走した場合どうしても不利になる。そこでこういう騎手騎乗の機会を多く与え、育成を図るために見習騎手に減量制度がとられている。その内容は1kg減 ☆ 免許取得後3年未満で80勝以下の騎手2kg減・3kg減以外の女性騎手。2kg減 △ 免許取得後2年未満で50勝以下の騎手。3kg減 ▲ 免許取得後1年未満で25勝以下の騎手※但し、重賞(G、SP)競走、条件交流(チャレンジカップ)競走等は減量しない。

けんりょうしつ【検量室】

レースに出場する騎手が定められた負担重量であるか量るところ。検量をするところが検量室で台秤が置いてある。

毛づや

馬の栄養や健康状態が端的に現れるのが毛づやである。つやつや光って見えるのは栄養十分、運動状態もよいし内臓の疾患もなく、健康状態であることを示している。不健康な馬は毛につやがなく、極端に健康状態が悪くなると、毛が立ってボサッとしている。ただ毛づやは馬の手入れの良し悪しによっても違うので、下見所で馬を見た場合、本当に毛づやが悪いのか、手入れが悪いのかを見極める必要がある。

【こ】

こうじょりつ【控除率】

勝馬投票券はその売上額のうちの約25%を引いた残りの75%が払戻金として的中者に配分される。この差し引かれる約25%を控除率といい、競走の賞金をはじめ、競馬の運営費に充てられる。

こうせかくほ【公正確保】

競馬では、レースの公正確保を最重要業務のひとつとし、競走馬の入厩から、レース終了後の理化学検査まで厳重なチェック体制をとっている。裁決業務をはじめ、1.競走当日の装鞍所における馬体検査、装蹄検査2.騎手の前検量、後検量3.レース中のパトロール塔からの走路監視4.禁止薬物使用の有無を調べる理化学j検査等が主たるチェックとして挙げられる。

こうたいへき【後退癖】

馬をつなぐ時などに後退する癖である。

こうちゃく【膠着】

馬がものを見たり、異常に緊張したりして動かなくなってしまった状態をいう。馬場に出た後、騎手の指示にもかかわらず動かなくなったり、ゲートが開いても発馬しない馬などがある。

こうとつ【交突】

運歩のとき蹄が対側の蹄や肢の下部にぶつかること。激しくぶつかると蹄冠(蹄の上部)や皮膚を傷つける。

こうふんざい【興奮剤】

馬の競走能力を一時的に高める薬のこと。抑制する薬品・薬剤と合わせて42種類の薬物が、使用が禁止されている。レース10日前から薬品の投与は禁止されている。レース後、指定した3頭の馬は採尿され理化学検査を受ける。もしそこで興奮剤や鎮静剤などが検出されると賞金、賞品その他を返還し、関係者は処分をうける。競馬の先進国では興奮剤の取締りが厳重に行われている。

こうへい【抗癖】

人の意志に抵抗する癖。

こうへき【肯癖】

静止あるいは運動中、頭をしきりに上下する癖。

こうへき【咬癖】

人や他の馬、自己の皮膚をかむ癖。特に自己の身体をかむのをミックイという。

こうりゅうきょうそう【交流競走】

異なる競馬場の騎手や馬が交流し対戦する競走のこと。騎手や馬には、それぞれ所属競馬場があり、同じレースで対戦することはないが、レースを面白くするため、またファンからの声もあり、各競馬場の馬や騎手で覇を競うことが盛んになった。地方競馬と中央競馬、全国の地方競馬どうし代表を集めてのレース、国際交流も進んでいる。

ゴーグル

騎手がレースで着用する防砂・防風メガネのこと。不良馬場のレースでは、これが役に立つが、土砂がついてしまうこともあり、数枚重ねて着け、途中にはずす騎手もいる。

ゴールばん【ゴール板】

決勝写真が完成される前、決勝点の内側に設置された板のことです。着順を判定し易くするため、白塗りされた高さ3m程の方形。または半円形の板でした。現在は、着順判定の際に馬が重なった場合、番号が確認しやすくするため、決勝線上の内ラチ(内柵)に設置してある鏡のことをいう。

こくえいけいば【国営競馬】

日本競馬会で行われていた競馬は、制度が代って昭和23年から昭和29年まで農林省畜産局競馬部のもとで行われた。この間の競馬を国営競馬という。中央競馬のことを未だに国営競馬と呼んでいる人もいるが現在の中央競馬は国営とはいわない。

コズミ・コズむ

軽い筋炎や筋肉痛の俗称である。頚、肩、腰などに発症しまた全身的にな症状をしめすこともある。軽症の場合は指で圧すと痛がる程度であるが、重症の場合は跛行を呈する。下見所等でで「あの馬はこずんでいる」と言うことがあるがいうが、動きがスムーズではなく、歩行がぎこちない状態を言っているのである。通常はレース前のウォーミングアップでほぐれる。コズミの状態が悪化すると、血液性状の異常にまでいたることがある。歩行は更にぎこちなくなり、時には動けなくなることもある。これを通称「スクミ」と呼んでいる。

こつりょう【骨量】

馬はその脚を動かす原動力となる筋肉、内臓が丈夫でなくてはならないがそのためには、骨格がしっかりしていることが望ましい。骨が太く、大きいことを骨量駕富んでいるという。馬の骨は脚の方から成長して、3歳の秋頃には早い部分では完成している。若駒の時に脚の骨が太く、たくましく、関節が大きい馬は、成長して骨量の豊かな馬となることが多い。

こば【古馬】

一般には3歳馬に対する4歳以上の馬のこと。また春シーズンまでは、4歳馬に対し5歳以上の馬のことをいう。

ゴハロン【5F】

ゴールから逆算して約1,000mの地点をいう。1F,3F,4Fという場合も同じである。略して「5ハ」などという。1Fは昔は1/8マイルといった。

ごぼう抜き

スパートして、あっという間に先行していた馬を抜き去ること。一般に使われている言葉と同じである。

ころがし

勝馬投票券の買い方の一種。この買い方の特徴は、あるレースを的中させたら、その払戻金をそっくり次のレースにつぎこみ、さらに的中したら、次のレースに....というように雪だるまをころがすようにして増やしていく点である。したがって成功したら、大変な金額になるが、逆に1レースでも不的中だとすべてが無に帰ってしまう。