【チューリップ賞】リターンズ、つかむ!桜切符 2010/03/05 09:30
勢いは止まらない。出世レースのエルフィンSを快勝し、エーシンリターンズは目下2連勝中。初勝利までに4戦を要したが、上質のバネを受け継いだ“坂口則ブランド”の3歳馬が上昇曲線を描いている。本番行きのチケットは3枚。トライアル第1弾で優先出走権を獲得して、続く大舞台で母や兄が果たせなかったクラシック制覇の夢をかなえたい。
◇ ◇
“坂口則ブランド”と言ってもいいだろう。エーシンリターンズは目下2連勝中。4戦目で初勝利を挙げると、続くエルフィンSでは11番人気に反発するように抜け出した。次なるターゲットは桜への切符。勢いに乗ってトライアルに挑む。
母エイシンサンサン、その母エイシンギャロップも坂口則厩舎の所属馬だった。サンサンは94年小倉3歳(現2歳)Sの覇者。3歳牝馬G1では2けた着順だったが、97年のエリザベス女王杯では3着と健闘した。「母はいい体をしていたし、走り方が良かった。早い段階から完成していて息長く活躍してくれた」と師は懐かしそうに話す。
兄姉も個性派ぞろい。エイシンニーザン、エイシンテンリュー、エーシンサーフィン、エーシンディーエスと4頭で16勝を挙げる大活躍。共通するのは障害に転向した点で16勝のうち7勝がハードルでの勝ち鞍だ。「距離の持つ血統で変な癖がない。飛越もうまい」と指揮官をうならせる。
ニーザンとテンリューはダービーにも出走。障害戦だけではなく、クラシックにも縁がある。リターンズの前走も鮮やかだった。過去にキョウエイマーチ、ファレノプシス、ウオッカ、レッドディザイアなどのG1馬を送り出した出世レースを制し、大舞台を視界に捕らえる。「バネのある血統。この馬も血統の良さを受け継いでいる。しまいがしっかりしている」と決め手を評価した。
母や兄姉の果たせなかったクラシック制覇へ。エルフィンS、チューリップ賞、そして桜へと至る道は母も歩んだ。「桜花賞でいい成績を残したいね」。過去10年で5頭の桜花賞馬を輩出したステージを制し、夢へと進む。
提供:デイリースポーツ
ニュース一覧





















